女性の任意整理相談/真摯に支える人が居るからこそ(宇治市在住の30代女性Iさん)
相談前
30代後半の独身女性Iさんは,20代前半に消費者金融で借入を始め数年で100万円以上の債務を負ってしまいました。その後,結婚を機に両親の援助で借金を完済したのですが,夫と不仲になり別居をした際に再び借入をしてしまいました。
夫とは離婚し,就職してある程度の収入を得るようになったのですが,最初にした借入の負担のために少しづつ少しづつ借金は増えていき,総額300万円,月々の返済額が10万円にもなってしましました。
交際していた男性に全てを話したところ男性はIさんを責めることは一切しませんでしたが,債務整理をすることを強く勧めたため,Iさんは意を決して当事務所に相談に訪れました。
みらい司法書士事務所の解決方法
Iさんの借入の取引期間は10年以上のものが多く,過払や大幅な減額が期待できました。
利息制限法の制限利率による再計算をした結果,残る借金は1社に対する70万円程に減り,月々の返済額は2万円にすることができました。
解決後
Iさんは順調に返済を終え,交際していた男性と再婚しました。結婚の報告に当事務所に訪れた際に「彼に全て話すのは怖かったけど,話して債務整理をして本当に良かった。彼に内緒にしていたらこうして結婚することはなかったと思います。
彼に内緒にしていた時は,こんな私がお付き合いしていて良いのだろうかと悩みましたが,話したあともきちんと受け止めて支えてくれた彼のおかげで自信をもつことができました。」と話してくれました。
司法書士からの一言
一度消費者金融で借入をすると,一旦完済してもささいなきっかけで借入を再開してしまうことは良くあります。また,借入を再開するときには家族関係や友人関係がうまくいかない状況で相談できなかったということがとても多いです。
逆に借金をきちんと整理して生活を再建するには家族や友人が単に責めたり突き放すのではなく,また,ただお金の支援をするのではなくきちんと受け止めて協力することが必要です。Iさんの今の旦那さんはしっかりとIさんを受け止めて,Iさんを支えてくださいました。そして,Iさんの心を支えることはしても借金の肩代わりはしませんでした。そうやってIさんがきちんと借金と向き合い解決した後に,Iさんに引け目を感じさせることなく全てを受け入れて結婚したのです。
Iさんの旦那さんは当事務所でかかわった多重債務者のご家族のなかでも最上級の対応でした。この解決事例を読む方の中には債務に悩むご本人以外に,ご家族や友人の方もいらっしゃることでしょう。Iさんの旦那さんの対応を是非参考にしてください。