収入が不安定な自営業者の民事再生(宇治市在住の50代男性Wさん)

相談前

 50代の男性Wさんは観光客を主な顧客とする自営業を30年に渡って営んでいます。事業は順調で,自宅以外に両親のための住まいを購入したり投資用の不動産を購入するなど,余裕のある生活ができていました。Wさんの事業は観光客を主な顧客とする関係で,季節により売上が大きく違い,1年の内2~3か月の繁忙期で年間の売上の半分以上を稼ぎ出していました。そのため,Wさんは閑散期は不足する生活費を借入で補い,繁忙期の収入で借入を返済するという生活を何年も過ごし,それで特に問題を感じていませんでした。

ところが,バブル崩壊後に不況になると,繁忙期の売上は大きく減ってしまい,時には閑散期の借入を返しきれないことも出てきました。Wさんも手を拱いていたわけではなく,足りない売上を補うべく対策をしてきましたが,借金は少しづつ膨れ上がり,自宅の住宅ローンを除く負債は2000万円以上となってしまいました。

次の繁忙期が売上不振の場合には資金繰りに窮すると感じたWさんは当事務所に相談に訪れました。

みらい司法書士事務所の解決方法

 まず,事業に供するための機材のローンやリース料の支払いについて裁判所から弁済の許可を得て,Wさんの事業を継続できるようにしました。次に,Wさんの事業の売上は繁忙期と閑散期で大きく違う為,通年での収支の見通しを明らかにするために半年以上に渡って詳細に売り上げの記録をしました。さらに,家計収支の見直しと住宅ローンのリスケジュールにより,毎月5万円の返済原資を確保しました。

その結果,300万円を五年間で支払うという再生計画の認可を得ることができました。

解決後

 再生手続により,Wさんの借金はおよそ2000万円から300万円まで減額され,月々の支払額は5万円になりました。Wさんは順調に再生計画に基づく弁済を終え,両親が死去したためにその不動産を処分するなどして,更にローンの負担を軽減しました。完済にあたって当事務所を訪れたWさんは「今は随分気楽になりましたわ。」と笑っていました。

司法書士からの一言

 自営業者の場合,事業の収支と家計の収支が混然としてどのくらいの弁済原資をねん出できるのかが判然としないことが多々あります。当事務所は過去の多数の債務整理の経験から,事業収支と家計収支を整理整頓して可視化し,収支の改善のための助言することができます。

Wさんのように繁忙期と閑散期で大きく売上が違うような事業でも,現状を詳細に記録し将来の見通しをきちんと説明できれば,裁判所を説得できる再生計画案を作成することができます。

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